『パフォーマティブ男子』とは、女性の気を引くために「繊細で理解のある優しい男性」を演じている、と見られる人を指す英語発のスラングです。
読書や抹茶ラテ、トートバッグ、縫いぐるみのキーホルダーなど、「おしゃれで共感力がありそう」に見える小道具を使いこなす姿がやり玉に挙げられます。
本人の気持ちよりも「見せるための振る舞い」が先に立っている、という皮肉を込めて使われる言葉です。
『パフォーマティブ男子』とは、女性の気を引くために「繊細で理解のある優しい男性」を演じている、と見られる人を指す英語発のスラングです。
読書や抹茶ラテ、トートバッグ、縫いぐるみのキーホルダーなど、「おしゃれで共感力がありそう」に見える小道具を使いこなす姿がやり玉に挙げられます。
本人の気持ちよりも「見せるための振る舞い」が先に立っている、という皮肉を込めて使われる言葉です。
この言葉が生まれたのは、2022年9月10日のことです。TikTokの@theslappablejerkが、「自称フェミニスト」をアピールする男性を茶化す動画を投稿しました。動画には「#performative」というタグが付けられています。
その後、似た構図の動画が少しずつ増えていきます。2023年3月には、電車や公共の場で本を読む行為そのものが「見せるためのポーズではないか」と指摘する動画も登場しました。
2024年4月には、カフェで本を読む自分を撮影した投稿が登場します。短時間だけ本を読む男性を皮肉るキャプションが添えられ、同じテーマが繰り返し取り上げられるようになりました。
型として一気に広まったのは2024年12月です。Xで「ヒゲが演出的かどうかは見分けられる」という投稿が話題になりました。香水やタトゥーなど別の題材でも、同じ言い回しが使われるようになります。
2025年に入ると、対象はさらに具体的になりました。抹茶ラテやトートバッグ、Labubuのぬいぐるみなど、流行アイテムを持つ男性が目立つようになりました。こうした男性が「パフォーマティブ」と呼ばれるようになりました。
2025年7月には、ニューヨークのワシントンスクエア公園で「Performative Male Contest」が開かれました。参加者が「それらしい格好」を競う様子が話題になりました。
こうして3年ほどかけて、一つの揶揄から一つの「キャラクター像」へと育っていった言葉です。実在の誰かを笑うためというより、ネット上の「型」そのものを楽しむミームとして広がっているのが面白いところだと思います。