何故そこで愛ッ!?の意味
「何故そこで愛ッ!?」とは、『戦姫絶唱シンフォギアG』における、ナスターシャ教授渾身の問いである。
何故そこで愛ッ!?の元ネタ
戦姫絶唱シンフォギアG第10話において、シンフォギアを纏えないはずの小日向未来が神獣鏡の装者となっていることに関してナスターシャ教授がウェル博士に方法を聞いた際、ウェル博士の唐突の謎の解答に対してナスターシャ教授が放った想像の斜め上をゆくツッコミである。
先天的な聖遺物適合係数が低い者がシンフォギアを纏うには、制御薬「LiNKER」を使用することで適合係数を高める必要がある。
そして、人の持つ「強い思い」もまた、LiNKER同様の効果を齎すことがある。過去のLiNKER被験者である天羽奏が家族を殺したノイズに対する強い「憎しみ」でガングニールのシンフォギア装者となったのもそれである。
先述のやり取りに続く「LiNKERが『これ以上旧友を戦わせたくない』と願う思いを神獣鏡に繋げてくれたのですよッ!」というウェル博士の台詞どおり、未来もまた親友である立花響を守りたいという強い思い「愛」をもって「最凶のシンフォギア」神獣鏡の装者となった。
そもそも、「シンフォギア」の物語は遠い昔に創造主に仕える巫女フィーネが主たる創造主に恋をしたことから始まった。
つまりは「愛」こそが全ての始まりであったのだ。フィーネの為してきたことを考えれば、強い愛が強烈な結果を残すことに然したる不思議は無いのかもしれない。
ナスターシャ教授自身は無自覚のようだが、マリアたち三名を優しい娘に育てた彼女の娘たちへの愛は間違いなく本物である。その一方で聖遺物研究の権威としての彼女の理性は未来から響に対しての「愛」という感情表現そのもののにぴんとこなかった可能性が高い。結果、生み出された疑問が「何故そこで愛ッ!?」である。