『柱』とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊の中でも、最高位の剣士9人だけに与えられる呼び方のことです。
「水柱」「炎柱」のように、それぞれ得意な呼吸の名前とセットで呼ばれます。鬼殺隊という組織を支える柱、という肩書きなんですね。
『柱』とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼殺隊の中でも、最高位の剣士9人だけに与えられる呼び方のことです。
「水柱」「炎柱」のように、それぞれ得意な呼吸の名前とセットで呼ばれます。鬼殺隊という組織を支える柱、という肩書きなんですね。
この「柱」という呼び名の由来には、神道の数え方が関係しているという説があります。日本では古くから、神様を「一柱」「二柱」のように助数詞「柱」で数える習わしがあり、『古事記』にもこの数え方が見られます。
一方、同じ時代に漢文で書かれた『日本書紀』では、神様を「二神」のように数えていて、「柱」は使われていません。そのため「柱」は、日本語としてかなり古い言葉だと考えられています。
なぜ神様を「柱」で数えるようになったのかは、実ははっきりとは分かっていません。『数え方の辞典』には、木に神が宿ると考えられたからだという説明があります。
明星大学の三橋正氏は、古墳時代に氏族ごとに柱を立てて神を迎える儀式があったと推測しています。その柱の数で、降りてきた神様の数を確認していたのではないか、としています。
実際、伊勢神宮の正殿には神様の依り代とされる「心御柱」があり、諏訪大社でも御柱祭という神事で大きな柱を立てます。神を迎える場に柱を立てる文化は、今も各地に残っています。
こうした由来を踏まえると、『鬼滅の刃』の「柱」という呼び方には二重の意味が込められているように思えます。
ひとつは組織を支える文字通りの支柱という意味、もうひとつは神様を数える言葉からくる、神がかった強さを持つ剣士という意味です。
由来をたどってみると、作者がどれだけ言葉を練って設定を考えたのか伝わってきますよね。何気なく読んでいた呼び方に、こんな奥深い背景があったとは驚きました。